世の中にはたくさんのお店があり、たくさんの治療家、セラピストがいますが、
あなたにとって、「良い施術者」とはどんな人ですか。 誰しも求めるものが違い、こちらが提供するものがその方の希望に必ずしも合うとは限りませんが、 私は、自分の目指す良い施術者になるために、「思いを持って施術にあたる人で有りたい」と思っていました。 私が施術をする上で、常に大切にしていたことは、その方の10年後を想像する事。 「10年後の生活の質を上げるために、今必要なケア」を意識して施術をしていました。 その上で、自分の体の癖をご本人も理解し、その癖を自分で改善するケアを覚えていただくことで このままだと傷んでしまうであろう体の弱い部分を、大切に長く使えるよう守りたい。 言葉足らずであったり、うまく説明する術が足りなかったりで、どこまでお客様に伝わっていかたかわかりませんが、そんなことを考えながら日々お仕事に向かっていました。 今私は施術から離れていますが、代わりにお客様のお宅を回ってくれている西田が、 お一人お一人に的確な施術をし、必要なお客様には必要なセルフケアの方法をメールで送ってくれています。 そんな姿に、当時の自分に近い思いを持ってお客様に向き合ってくれていると感じています。 自転車でご近所をまわる出張タイマッサージ屋から始まったモムは、2022年の7月で丸15年を迎えました。 多くのお客様に支えられ、すこしづつ形は変わりながらも、 思いはあのときのまま、中身はどんどん進化していると感じています。 タイ古式マッサージは必ず「ワーイ(合掌)」から始まります。 その僅かな祈りの時間に私達は、お客様が「10年後も健やかでありますように」と願い、 今ある痛みや不快感から解放されるよう、一生懸命皆様のお身体に向き合います。 どうか安心して私達にお身体を預け、ゆったりとお体を労る時間を感じてください。 そして、一つしかない大切なお体を、一緒に丁寧に磨いていくお手伝いを、 長く一緒に楽しんで行けたら、セラピストとしてこの上ない喜びです。 児玉 momへようこそ momが目指すもの
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私のやっているプライベートレッスンは、通常のタイマッサージレッスンに比べて価格が安いです。
安かろう、悪かろうとお思いになる方もいるかと思うので、この値段でやっている理由をお話したいと思います。 私が「人の体」について深く勉強するきっかけになったのは、フィジカルソリューションの関本先生との出会いでした。 私が先生のセミナーに通うようになって早十数年になるのですが、思えば当時の私は本当に素人で、先生は私のトンチンカンな質問に目をしばしばさせていた記憶があります。そんな私に基礎から丁寧に指導してくださり、いまやなんとか医学書も読めるまでになりました。 私が先生のもとで勉強を続けられた理由の一つは、通える価格だったことです。 このお仕事は最初からガンガン稼げる仕事ではありません。 ましてや、当時ひとり暮らしで駆け出しのフリーランスセラピストだった私は、生活するのが精一杯で、大金をかけてタイマッサージ留学したり、セミナーを受けに行ったりすることができませんでした。 それでもこの仕事をつづけたくて、勉強したかった。 そんな思いに応えたいから、とにかくいろんな状況のセラピストさんが無理なく勉強を続けられるように、 単発レッスンok、価格設定は同業他社との比較ではなく、「あのときの自分が通える金額」にしました。 ビギナーレッスンは、世の中にお料理教室があるように、家族の肩こりや疲労をとってあげる教室があってもいいんじゃないかと言う思いで始めました。 疲労は毎日溜まるものです。それを家族間で少しづつ軽減させていたのが本来のタイマッサージです。 家族を自分の手で癒やし、難しいところはいつでも私を呼んでください。 私のレッスンに物足りなければ、どうぞ本家のフィジカルリューションの門を叩いてください。 そんな入り口として、家族を思う誰かのきっかけになれたらうれしいです。 おうちレッスンを始めた理由 皆さんはどんなときに運動不足を実感しますか? 毎日お客様に接していると、「たまに走ると辛い」「階段がきつくなった」などの声をよくお聞きします。 日頃の運動不足解消のため手軽に始められる運動として、「歩く」ということを習慣にしている方も多いと思います。 そんな方々に私は、「平坦な道だけでなく、階段や坂道をお散歩コースに取り入れてくださいね」とお勧めしています。 なぜなら、健康のために歩いているのに、余計に不調が出てしまう方もいるからです。 今日はその理由をお話したいと思います。 筋肉にはローカルマッスル(深層筋)とグローバルマッスル(表層筋)という2種類があり、その昔はインナーマッスルとアウターマッスルなんて呼ばれたりもしていました。 基本的に表層にある筋肉の方が大きく強いので出番が多く、日常で深層筋はあまり使われないのですが、そのため施術でお客様のお体を見ると深層筋が使えておらず、表層筋がカチカチになっていることが多いです。 そもそも腰痛などはこの深層筋と表層筋のアンバランスからきていることが多いのですが、歩行に使われる筋肉は、大腿四頭筋やハムストリングスなどの表層筋です。このアンバランスな状態でさらに頑張って歩行を続けるとどんどんそれらの筋肉が固くなってしまいます。 では、ローカルマッスルを効果的に鍛えるにはどうしたらいいか。 必要なのは、階段や坂道を登るなどの、「自分の体を高いところに移動させる登り運動」です。 家の階段がきつくなってきたというのは、深層筋が弱くなってきたという予兆かもしれません。 そこで効果的なのは、平坦な道を歩くお散歩ではなく、深層筋を鍛えるための「登り運動」だということです。 だから、たくさん歩かなくていいので、坂や階段を登ってほしいのです。 痛みの根本改善に必要なのは、 「間違った使い方で緊張した筋の弛緩と、正しい筋の使い方の再教育」です。 私は施術でせっせと緊張した表層筋を緩めますので、深層筋が活性し、働きやすい状態になったタイミングで、 効率よく「登り運動」を日常に取り入れてみてください。 足のむくみを取りたい 一年で一番寒さが厳しい季節。 私が体を温めたいときに重宝しているスパイスが八角です。 強力な抗ウイルス作用があり、インフルエンザの薬のタミフルの原料でもあります。 冬は漢方的にホルモンバランスや老化を司る「腎」の働きが弱くなりやすい季節で、腎が原気(元気)の元となることから「寒さや冷えが老化を招く」とも言われます。 八角にはその腎を補う作用があり、これらが原因となる腰痛や腹痛を改善したり、食欲不振、血行障害などの治療にも用いられています。 お好みの野菜を入れた塩味のスープに八角を一つ入れるだけで、冬にぴったりな薬膳スープが出来上がります。 棒々鶏を作るときに八角を入れると、風味がついてさらに美味しくなりますよ。ぜひお試しください。 インフルエンザに麻黄湯 きゅうりのスープ 湯(タン)の力 少し前の話題になりますが、タイ古式マッサージがユネスコの無形文化遺産に登録されました。 日本では無形文化遺産として、「歌舞伎」「和食」「なまはげ」(来訪神)などが有名ですね。 私がタイマッサージと出会った15年前は、タイマッサージの根幹となる「セン」と言われるエネルギーラインについて満足に学べる環境が日本には少なく、きちんと学ぶには長期で何回もタイに行く必要がありました。 もっと深く学びたい気持ちは山々でしたが、現実的に私はそれができなかったので、日本で勉強できる様々な手技療法を学び、その中で「もしかしてこれがセンにちかい概念なのかも」と思ったのが、東洋医学の経絡と、オステオパシーのカウンターストレインでした。 こうして違う角度からタイマッサージを理解しようとしてきた経緯があるので、私のタイマッサージは少し異色かもしれません。でもタイ人のセラピストは私の施術を「これは違う」とはいいません。 昔お世話になったタイ人の先生は、「お客様の痛みに対してどう施術したらいいか」という私の質問に対して、 いつも「良くなるように、祈りなさい」と言いました。 ”秘伝の特効ツボ” とかを求めていた若い頃の私は、それが理解できず、何も教えてくれないと不貞腐れていましたが、今になって少しわかった気がします。 相手が健康になること祈って、タイマッサージを施すこと。 プロか素人かとか、何流とか何年やってるとか、そういうことは関係なく、 相手の痛みをとってあげたいという純粋な想いを持って施術にあたる事がタイマッサージには一番大切で、 それが今回、 「継承して残すべき "文化” 」として認定されたんだと感じています。 私は日本でタイ古式マッサージをしているので、言ってみれば、外国で活動する外国人の歌舞伎役者とか和食料理人のようなものです。最近はなまはげのなり手が少なくて外国人のなまはげさんもいるとニュースで見たことがありますが、やはりそういう方も日本の心を理解してやってくれたらうれしいですよね。 まだまだ道半ばですが、私も本来の「タイマッサージの心」を忘れずに、これからも広めていけたらと思っています。 momが目指すもの おうちレッスンを始めた理由 momへようこそ。 多くの女性が気にされているむくみ、足を出す夏が近づくと余計に気になりますね。 夏になりきらないこの季節、まだ夏の体になっていないので、体内では水分が滞り、むくみ、手足の冷えなどが起こりやすくなります。 セルフマッサージで行うときは、「下から上へ」足首や膝裏の関節に向かって流すのが鉄則ですが、そんなむくみを運動で解消するにはカーフレイズ(かかと上げ)が効果的で、特に上げきったかかとをゆっくり下ろす局面がむくみ解消に大きな効果を発揮します。 信号待ちや電車待ちなど、ちょっとした時間に「じっくり下げる」ことを意識した「かかと下げ」でスッキリ脚が手に入ったらいいですね。 おうち薬膳の「きゅうりのスープ」もいいですよ。ぜひお試しください。 腰痛のときの呼吸法 夏にぴったりな、薬膳スープをご紹介します。 〜作り方〜 骨付肉を深鍋に入れ、水を加えて煮立たせ、アクを取ったら長ネギの青い部分を加えて1時間ほど煮出し、スープを取る。 きゅうりは皮をむいてスプーンで種を取り、大きめにカット。スープに加え柔らかく煮えたら胡椒と塩で味を整える。 とっても簡単!きゅうりをゴーヤに変えると苦瓜腓骨湯になりますし、冬瓜でも同じくできます。 どれも体を強く冷やす寒性の野菜なので、熱性の胡椒がとても良く合います。(白胡椒がおすすめです) 細いきゅうりより写真のように種が入った太いきゅうりがよりおいしくできます。ちなみにきゅうりやゴーヤのような苦い食材は、辛い生薬と組み合わせると薬効が広がるので、その点でも胡椒は理にかなっています。 サラダだけでなく、レパートリーを増やして旬のきゅうりをおいしくいただきましょう。 足のむくみを取りたい そろそろ新茶の季節ですね。 昔から新茶を飲むと病気にならないとか長生きできると言われています。 冬の間に養分を蓄え一番最初に芽吹いた茶葉は、その後摘まれるものよりも栄養価が高いので、立春から数えて88日目頃に摘まれるその年最初のお茶は特に体によく、縁起の良いものとされていたそうです。 これに加え、緑茶のカテキンには高い殺菌力があり、ハーブの専門家は緑茶を「最高の浄化のハーブ」といったりもします。 なので、私は施術の前後の飲み物は急須で入れた温かい緑茶をおすすめしています。 今年の八十八夜は5月2日。GWのイベント沢山で忙しいときですが、日本各地のおいしい新茶が店に出回ります。 木の芽時で不安定になりやすいこの季節、新茶のパワーを取り入れて元気にお過ごしください。 桜の開花宣言が出て本格的に春の気候になってきましたね。
今日は東洋医学的な「春の上手な過ごし方」についてです。 東洋医学では、体の働きごとに肝・心・脾・肺・腎と名前を付けて、それぞれ季節を当てはめています。 春は「肝」が働きすぎて弱ってしまうため、これをうまく補ってあげることが春をうまく乗り切るポイントです。 「肝」は血を司っているため、春は血のトラブルが多くなります。骨盤が開き、ホルモンバランスなども影響が出る場合があるため、女性の方は特に要注意ですね。 また、肝は怒りの感情ともリンクしているので、怒りすぎは肝をより弱らせてしまいます。目や筋にも影響がでるので充血やぎっくり腰などが増えるのも納得です。 その「肝」を補うとされているものが「酸味」です。 なので、疲労感が取れない、イライラ怒りっぽいなどという春の不定愁訴には、お酢を使ったお料理や、柑橘類などが良いとされています。 また、山菜などアクが強く苦味のある食材をとることで、冬の間に溜まった不要な物を排出し血液が浄化されて体が目覚めると考えられているため、フキ、うど、筍などの春食材もおすすめです。(結石の持病のある方は食べ過ぎに注意してください。) ちなみにこの「肝」の経絡は、足の親指から始まり脚の前側を通ってお腹まで行っているので、ここをよくストレッチするのも春の対策として効果的です。(肝経はタイのエネルギーライン「セン」で、脚の内側ファーストラインに相当します。ただし頸骨上を通過します。) また、肝経は胆経と関連が強く両方取ると相乗効果があります。胆経は足の第四指から始まり体の側面を通って、耳の周りをぐるぐる回り、目まで行く経絡です。(胆経はタイのエネルギーライン「セン」で、脚の外側サードラインに相当します。) なので脇腹など体の側面を伸ばす、首を横に倒すストレッチも二次的に肝に刺激が入ります。 タイ古式の定番、↓のようなストレッチ技は、まさに春にピッタリですね。 ということで、脚前面や体側をよくストレッチし、酸味や苦味をうまく利用して、イライラしないよう春をお過ごしください。春風の当たりすぎも「肝」を弱らせますから、お花見など暖かくしてお出掛けくださいね。 ワークライフバランス、ダイバーシティ、サスティナブルという言葉をよく耳にするようになりました。 あなたは今の働き方に満足していますか? このままの働き方が続くことを望みますか? 私は、特別独立心が旺盛だっだわけでもなかったのですが、26歳で会社員を辞め、個人で出張営業を開始しました。 その時、「お母さんになっても続けられる仕事に」という思いも込めてモムという名前をつけましたが、それは多くの女性にとってこの仕事が、自分の時間、子供や家族との時間を大切にしながら効率よく働ける手段になり得ると思っていたからです。 共働き家庭が増えた今、フルタイムで両親が働くことは珍しくなく、そのため働くお母さんの負担増やワークライフバランスが問題視されるようになりました。 また、産後にセラピストとして復帰する道は多くなく、夜型のお仕事は嫌厭されるのが現状です。 でも、セラピストは、お店で働く、夜まで働くというしか選択肢がない訳ではありません。 そしてセラピストの仕事は決して若いときだけの仕事ではなく、経験が積まれることで価値の増すお仕事です。 過去、セラピストとしての経験をお持ちの方。 もう一度仕事を再開したいという気持ちがおありでしたら、ぜひ独立セラピストの道を検討してみてください。 また、店舗で働くセラピストさんも、将来的に独立する道を視野に入れてみてください。 自分だったらどんなどんなカラーをだすかな。 そんな事を考えワクワクしながら働くセラピストは、きっとキラキラ輝いています。 momは、店舗から独立しセラピストとして働きたい方を応援します。 店舗の拘束時間に縛られず、お客様のご要望のあった時に、最適な場所に駆けつける。 毎日忙しく働く方や、お父さんお母さんたちの大変さを理解しつつ、支える。 そんな頼れるセラピスト達の自立したteamを、 momは目指していきたいと思っています。 momのレッスンはなぜ安いか タイマッサージに一番大切な事とは? |