以前、初めてチェンライのタイ人宅にホームステイをした時、体の不調をなんでも薬局の薬ですます友人に「病院に行かないの?」と聞いたところ、その友人は「病院なんて行けないんだよ」と答えました。「だからマッサージするんだよ」と。 一見簡単なこのやり取りから私が受けた衝撃はかなり大きく、当たり前に病院に行ける日本との違いに驚くと同時に、タイマッサージがなぜお寺で施され、人々の日常に深く溶け込んでいるかを理解した瞬間でした。 私はこのタイマッサージで10年以上ご飯を食べさせてもらっている訳ですが、この時感じた「本来のタイマッサージは家族がお互いの健康を維持するために行われていた」という側面と、今現在日本で行われているタイマッサージの乖離に徐々に違和感を持つようになりました。 そこで、例えるなら「高級料理として定着したフランス料理ではなく、ごく一般のフランスの家庭料理を教えるお料理教室」のような感じでタイマッサージを家庭に広められないかと思い、一般の方へのタイマッサージレッスンを始めました。 このレッスンに興味を持ち受講してくれた方は、ただ純粋に「人にやってあげて喜んでもらいたい」と言って学びに来てくれます。 豊かになったが故に家庭内で希薄になってしまったものを取り戻し、家族でお互いを癒やし合う家庭が増えることを願って。その相手を思う気持ちに、精一杯応えてあげたいと思うわけです。 momのレッスンはなぜ安いか タイマッサージに一番大切な事とは? コメントの受け付けは終了しました。
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