このところの寒暖差の影響か、ぎっくり腰になる方が増えています。
最近は、お腹の力が抜けて腰に過剰に負担がかかることが原因の腰痛が多いように感じます。 なぜこのような腰痛が起こるかというと、胸は肋骨で保護されていますが、お腹と腰は動きやすさ重視のため肋骨がありません。 十分に筋肉のあるうちは骨&筋肉で体を支えられるのですが、徐々に活動量が減りお腹や腰の筋肉が減ることによって骨だけで支えることになり、限度を超したときに痛みが出始めます。 このような腰痛のある方は、お腹に筋肉をつけて腰の骨(腰椎・椎間板)の負担を減らしてあげる必要があります。 かといって、腰が痛い状態で腹筋運動なんてできませんよね。 そんな時、呼吸を使って徐々にお腹に力を戻していく方法があります。 ①吐くときにお腹をへこませて ②吸うときにお腹をゆるめる 吐きながら、お腹を平べったく薄くするイメージです。 ポイントは、吐く息と同時にお腹を凹ますこと。 多裂筋という背骨の周りの細かい筋肉が活性し、腰椎や椎間板の負担が軽くなります。 また、呼吸による横隔膜の作用で腹圧が高まり、これまた腰椎や椎間板の負担が取れます。 吸ったときに胸やお腹をふくらませる「深呼吸」と逆の呼吸なので、違和感を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、深呼吸をしたい時はどんなときですか? 森林浴をした時、リラックスをしたい時、、、主に体の力を抜きたいときですよね。 なので、体に力を戻したい時はその逆、と覚えてください。 寝たままでも、テレビを見ながらでもできますので、思い出したときにやっていると、体がだんだん覚えて、 自然とこの呼吸が身につきます。 これからの花粉の季節、くしゃみや鼻をかむ事は腰に負担が大きいので、それに負けないお腹を作って腰痛予防にしていただくのもいいですね。 「最近お腹が出てきちゃって、、、」なんて方にも効果がありますよ。どうぞお試しください。 足のむくみを取りたい みかんが美味しい季節ですね。 先日無農薬のみかんが手に入ったので陳皮を作ってみたのですが、これがなかなか使えます。 陳皮とは、みかんの皮を乾燥させたもので漢方薬にも使われています。本来は数ヶ月〜数年干す必要があるのですが、きれいに洗って表面の皮の部分を薄くむき、数日乾かすだけでもお手軽陳皮が出来上がります。 きっかけは銀座六雁の板前さんに「カブの粕汁に使うと美味しい」とお聞きしたことだったのですが、家庭の味が一気にお店の味にランクアップするので、それ以来我が家ではゆずの代わりに陳皮を使うことが多くなりました。 みかんの果実はビタミンCやクエン酸が豊富なため風邪予防にぴったりですが、薬膳では皮のほうが重視されます。皮は気血のめぐりを促す働きがあるので、血行の悪い方は陳皮を紅茶に入れて飲んだり、入浴剤にしていただくのも良いと思います。ぬか床に入れるのもおすすめですよ。 |