台湾人の料理方法を見ていて感じた事があります。スープを作るためにお湯を沸かすのですが、沸騰したあともお湯を更にグツグツ火にかけ続けるのです。 まるで水に十分に”火の気”を移すように。 そうして出来上がった”湯(タン)”に、材料を入れ、火が通ったらほんの少しの塩を加える。ただこれだけなのですが、本当にカラダに染み入る味わい深いスープが出来上がります。 これ以降、私の料理に対する考え方はガラッと変わりました。元々栄養の勉強をしていただけに、頭は完全に栄養素やカロリーが中心でしたが、実際日々の食事に大切なのはそれよりも、体調や季節に応じた食材・味付け・調理法のチョイスではないか、と考えるようになりました。 病気になってしまったら数字的なコントロールは必要です。でも未病の段階でカラダを立て直すにはもっとシンプルに、煮るか蒸すか、温かいか冷たいか、しょっぱいか甘いか、そういうことでいいんだと思います。 一年中サラダを食べていれば健康なんてことはありません。テレビの健康情報を鵜呑みにするより、まず自分の体に聞くことから始め、湯(タン)の力を、冬を元気に乗り切るために取り入れてみてください。 冬の冷えが辛い方に〜八角のスープ〜 きゅうりのスープ〜胡椒〜 以前、初めてチェンライのタイ人宅にホームステイをした時、体の不調をなんでも薬局の薬ですます友人に「病院に行かないの?」と聞いたところ、その友人は「病院なんて行けないんだよ」と答えました。「だからマッサージするんだよ」と。 一見簡単なこのやり取りから私が受けた衝撃はかなり大きく、当たり前に病院に行ける日本との違いに驚くと同時に、タイマッサージがなぜお寺で施され、人々の日常に深く溶け込んでいるかを理解した瞬間でした。 私はこのタイマッサージで10年以上ご飯を食べさせてもらっている訳ですが、この時感じた「本来のタイマッサージは家族がお互いの健康を維持するために行われていた」という側面と、今現在日本で行われているタイマッサージの乖離に徐々に違和感を持つようになりました。 そこで、例えるなら「高級料理として定着したフランス料理ではなく、ごく一般のフランスの家庭料理を教えるお料理教室」のような感じでタイマッサージを家庭に広められないかと思い、一般の方へのタイマッサージレッスンを始めました。 このレッスンに興味を持ち受講してくれた方は、ただ純粋に「人にやってあげて喜んでもらいたい」と言って学びに来てくれます。 豊かになったが故に家庭内で希薄になってしまったものを取り戻し、家族でお互いを癒やし合う家庭が増えることを願って。その相手を思う気持ちに、精一杯応えてあげたいと思うわけです。 momのレッスンはなぜ安いか タイマッサージに一番大切な事とは? インフルエンザが流行っていますね。漢方薬の麻黄湯がインフルエンザに効果があるというのは有名ですが、インフルエンザウイルスに直接作用するわけではなく、気道の炎症を抑え、体の防御機能を高めることでウイルスに抵抗すると考えられています。
私は風邪っぽいなと感じた時、主にこの麻黄湯と葛根湯を使い分けているのですが、体がだるい、のど鼻に違和感があるという程度の時は1日3回の葛根湯を数日続けます。 熱が出て悪寒がする、体の節々が痛いという時は、麻黄湯を飲んで暖かくして眠るとジワーと汗が出て体が熱くなり、翌日かなり楽になっています。急な発熱でどうしても病院に行けない時、常備しておくと頼りになる漢方薬です。 はじめてこのページを訪れてくださった方へ。少し自己紹介をしたいと思います。
食べることが大好きで、美容や健康への興味からエステティシャンになった私は、当時主流だった機械で落とすダイエットから「オールハンドの技術」というものに目覚め、ひたすらオイルマッサージの腕を磨いていました。 しかし、痩せたい女性だけが対象の痩身マッサージより、更に多くの人を施術できるようになりたいという思いから、世界各国のありとあらゆる技術を学びたいと考えるようになり、その中で選んだ一つがタイ古式マッサージでした。 2007年、自転車でご近所をまわる出張タイマッサージ屋から始まったモムは、今年で12年目を迎えます。 当時は「子育て世代のカラダの助っ人」としてお子様の寝静まった時間帯に、お仕事から開放されたママさんパパさんの元へ駆けつけていましたが、あれよあれよと紹介が広まり、ご友人、ご家族、ご親戚中を回らせていただくようになりました。 というわけであっという間に、もうすぐカラダ一筋20年。 元来世話焼きな性格につき、自分とご縁のある方には自分の知り得る限りの情報をどんどん提供して行きたいと思っています。今後共お付き合いよろしくお願い申し上げます。 mom 児玉 翠 momが目指すもの おうちレッスンを始めた理由 |